【現役塾講師が解説】塾をやめたいと子どもが言い出したら、親が取るべき対応とは?

きぃ先生
きぃ先生

子どもが塾をやめたいと相談してくるタイミングとして、新学期は特に多い時期です。新しい環境に馴染めず、不安やストレスを感じやすいことが大きな理由の一つです。その時に親が焦らずに対応するポイントを紹介します。

対応ステップ

  • まずは子どもの話をじっくり最後まで聞く:頭ごなしに否定したり、途中で遮ったりしないことが大切です。
  • やめたい理由を丁寧に聞き出す:勉強がつらい、部活との両立など理由はさまざまです。言葉にしにくいストレスが隠れていないかも探りましょう。
  • 親子で今の塾や勉強の状況を振り返る:目的や目標を一緒に確認し、塾の役割や必要性を再考します。
  • 塾の先生にも相談する:コース変更や指導方法の見直しなど、塾側と協力して解決策を探るのも有効です。

一時期な気持ちかも

  • 理由を聞いたうえで、それが一時的なものかどうか見極めてみましょう。
  • 例えば、「今は勉強が難しくて嫌になっている」だけなら、乗り越えた先に達成感を得られるかもしれません。
  • 前向きな言葉で応援する:その時に、「乗り越えたら、自分でもびっくりするぐらい伸びるよ」と、一緒に前向きな視点を持つことも大切です。

子どものモチベーションを上げる

  • 小さな成果や努力を具体的に褒める:「休まずに通えているね」「勉強時間が増えたね」など、行動や成長を認めてあげることで、自己肯定感が高まりやる気につながります。
  • 塾で得られた成果や良かった点を振り返る:これまでの頑張りや成績の変化など、ポジティブな面を一緒に確認し、自信を取り戻すきっかけにします。
  • 勉強しやすい環境を整え、励ましの声かけを意識する:無理なく続けられるようサポートし、「一緒に頑張ろう」と寄り添う姿勢を見せることも大切です。
  • 一時的な気持ちの場合は、少し時間をおいて再度話し合う:気持ちが落ち着いくと前向きになることも多いので、焦らず見守ることも効果的です。

子どもの成果を褒める

  • すぐにその場で褒める:できたことに気づいたら、その場で「今のがんばり、見てたよ」と声をかけると、子どもは認められていると感じやすいです。
  • 子どもの目を見て気持ちを込めて伝える:目を見て、スキンシップを取りながら「がんばったね」と伝えると、より気持ちが伝わります。
  • 結果だけでなく努力や成長を認める:点数や順位だけでなく、「毎日続けていること」「苦手なことに挑戦したこと」など、努力の過程を評価しましょう。
  • 具体的に褒める小さなことでも、子ども自身が「見てもらえている」「認められている」と感じられるよう、具体的な行動や変化を見つけて褒めてあげてください。

さいごに

  • 「やめる」か「続ける」の判断は、子どもの気持ちと将来の目標を尊重し、親子でよく話し合っていきましょう。
  • やめる場合は、今後の学習環境やサポート体制を一緒に考えて準備する。
  • 家庭学習や他の学習方法、転塾の検討など、学びが途切れないようにしましょう。

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