受験勉強をしていると、「覚えたはずなのに、すぐ忘れてしまう」と思うことはありませんか?それはあなたのやる気が足りないからではなく、人間の脳のしくみによるものなんです。でも、忘れるのは悪いことではありません。その仕組みをうまく利用すれば、何度も思い出してしっかり覚えられる勉強法があります。
きぃ先生この記事では、「忘却曲線」をもとに理科や社会の暗記を効率的に進める方法を紹介します。受験生必見のテクニックなので、ぜひ実践してみてください。
この記事でわかること
- 忘れてしまうのは自然なこと!「忘却曲線」を知って効率よく覚える方法
- 理科・社会の暗記に役立つ「一問一答」や「暗記カード」の使い方
- 寝る前・朝の復習や、効果的な復習サイクルで記憶をしっかり定着させるコツ
目次
「忘れる」は当たり前!忘却曲線とは?
ドイツの心理学者エビングハウスが発見した「忘却曲線」によると、私たちは時間がたつほど覚えたことをどんどん忘れていくことがわかっています。
私たちは覚えた内容の約50%を1時間後には忘れ、1日後には約70%を忘れてしまうと言われています。この「忘却曲線」が示すのは、記憶の定着には繰り返しの復習が必要だということです。
忘却曲線とは:時間がたつほど記憶が減っていく様子を表したグラフが「忘却曲線」です。
このカーブをゆるやかにするには、「繰り返し復習すること」が大切です。
記憶の3段階を知ろう



人が何かを覚えるとき、脳の中では3つのステップを通ります。
STEP
記銘(覚える)
- 新しい情報をインプットする段階
- 集中力を高めて、覚える準備を整えましょう
STEP
保持(記憶を保つ)
- 覚えた情報を脳の中にしまっておく状態にする
- 繰り返し思い出すことで、記憶の引き出しが強くなります
STEP
想起(思い出す)
- 「思い出す練習」をすると、記憶が定着しやすくなる
- これを「アクティブリコール」と言う
脳は「思い出す」ことで強くなる



教科書を読むだけよりも、自分で答えを思い出す練習のほうが記憶に残ります。
アクティブリコールの活用法
- 一問一答で「答えを隠して思い出す」練習をする
- 書かずに頭の中で想起(思い出す)する時間を作る
- 間違えた問題を何度も出題して克服する
寝る前と起きた直後は「記憶のゴールデンタイム」
寝る前の学習
- 睡眠中に脳が情報を整理・定着させるため、寝る前の暗記は特に効果的
- 理科の用語や社会の年号を軽く復習するだけでもOKです
起きた直後の学習
- 起きた直後は脳がリセットされ、記憶を呼び起こしやすい時間
- 前日に覚えた内容をもう一度チェックすると、記憶がグッと強くなります
効果的な学習サイクルを作ろう
忘却曲線を活かした復習スケジュール
- 1回目:覚えた直後
- 2回目:1日後
- 3回目:1週間後
- 4回目:1か月後



このサイクルで繰り返せば、長期記憶としてしっかり定着します。
理科と社会の一問一答で実践
- 理科:用語・公式・図表をカードで覚える
- 社会:年号・地名・人物を一問一答で反復
おすすめの一問一答教材・暗記カード
紙タイプの暗記カード



書かなくてもOK!思い出す練習をくり返すことで、記憶がどんどん強くなります。
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通学中やスキマ時間に少しの時間でも復習できるので、記憶をコツコツ定着させられます。
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まとめ:繰り返しとタイミングが暗記成功のカギ
一問一答で記憶を長持ちさせよう
- 人は時間とともに忘れるが、復習すれば記憶は定着する
- 「寝る前」と「朝」は暗記のゴールデンタイム
- 一問一答や暗記カードで「思い出す練習」を繰り返そう









