奨学金の金利が急上昇!知らないと危険な「奨学金=借金」という現実

近年、奨学金の金利が大きく上昇しています。とくに日本学生支援機構(JASSO)の第二種奨学金では、わずか数年のあいだに返済総額が100万円以上増えるケースも珍しくない水準に達しつつあります。
大学進学を考えると、多くの家庭が利用を検討するのが「奨学金」です。
奨学金は「学費を援助してくれる制度」というイメージがありますが、実際には返済義務のある借金であることを理解しておくことが大切です。

きぃ先生

この記事では、奨学金の基礎から最新データ、第一種(無利子)・第二種(有利子)の特徴、さらに自宅通学・一人暮らし・県外国立の併用シミュレーションまで、高校生でもわかるように解説します。

この記事でわかること
  • 奨学金は返済義務のある「借金」であること
  • 第一種+第二種の併用シミュレーションで返済総額がわかる
  • 高校生のうちから計画的に奨学金の仕組みを理解する重要性
目次

奨学金とは何か

奨学金は、経済的な理由で進学が難しい学生を支援する制度です。大きく分けると2種類あります。

  • 給付型奨学金:返済不要
  • 貸与型奨学金:返済が必要
    • 第一種奨学金:無利子
    • 第二種奨学金:有利子(市場金利に連動)
きぃ先生

高校生のうちに覚えておきたいポイント:貸与型奨学金=借金という認識が大切です。

奨学金に関する最新データ

  • 大学生の約55%が何かしらの奨学金を利用
  • 平均借入額:313万円
  • 平均返済期間:15年
  • 給付型:27%、貸与型:73%
  • 延滞率(3か月以上):約2.7%

奨学金の種類と特徴

第一種奨学金(無利子)

  • メリット:無利子なので、返済総額は借入額と同じ
  • 借入上限(自宅通学の場合):月額3〜5万円(4年間で144万〜240万円目安)
  • 注意点:世帯収入や成績によって、希望額全額を借りられない場合があります

自宅外通学の場合

  • 月額上限は5〜6万円程度
  • 生活費が増えるため、第一種だけでは不足する場合が多い
  • 不足分は第二種(有利子)を併用するケースが多い

第二種奨学金(有利子)

高校生向け解説ポイント

  1. 自宅通学の場合
    • 月々約2万円、総返済額も少なめ
    • 利息がないため、総額が予測しやすい
  2. 自宅外通学の場合
    • 月々3万円超、総額約746万円
    • 生活費を借りると返済負担が大幅に増える
  3. 無利子のメリット
    • 利息がないため、計画を立てやすい
    • 早期返済で利息節約の心配なし

大学費用のモデルケース(国立大4年間)

  • 日本学生支援機構(JASSO)の第一種奨学金は無利子で返済義務があります。
  • 借入上限は通学形態と年額によって決まっています
通学形態学費(国立大学)生活費合計
自宅通学2,425,000円1,200,000円3,625,000円
自宅外通学2,425,000円5,040,000円7,465,000円
県外国立・自宅外2,425,000円5,040,000円7,465,000円

奨学金併用シミュレーション(第一種+第二種併用)

  • 第一種(無利子):200万円(上限目安、自宅通学の場合)
  • 第二種(有利子):必要額を補填
  • 返済期間:第一種15年、第二種20年
  • 第二種利率:令和7年度固定利率 1.612%
  • 大学費用:国立大学4年間
    • 自宅通学:学費2,425,000円、生活費1,200,000円
    • 自宅外通学:学費2,425,000円、生活費5,040,000円
スクロールできます
通学形態奨学金内訳月々返済額総返済額利息
自宅通学・第一種のみ200万約11,000円2,000,000円0円
自宅通学・第一種+第二種200万+150万約20,000円約3,650,000円約50,000円
自宅外・第一種+第二種200万+400万約38,800円約7,540,000円約73,500円
県外国立・自宅外・第一種+第二種200万+400万約38,800円約7,540,000円約73,500円
きぃ先生

第一種は無利子、第二種は利子がつくため総返済額が増えることに注意しましょう。

返済総額シミュレーションの活用方法

きぃ先生

JASSO公式サイトでは、借入額・利率・返済期間を入力すると返済総額・利息が計算可能です。

奨学金貸与・返還シミュレーション(JASSO)>>>>借入額、利率、返済期間を入力すると総返済額・利息が計算可能

使い方

  1. 借入額・利率・返済期間などを入力
  2. 卒業年月を入力
  3. 月々返済額・総返済額・利息を確認

見落としがちな「奨学金の落とし穴」

  • 奨学金は借金である
  • 利率見直し方式の場合、卒業時の金利で総返済額が決まる
  • 生活費を借りると総返済額が大幅に増える
  • 借りやすいからといって安易に借りない
  • 奨学金を借りる前に考えること

奨学金を借りる前の注意点

奨学金をもっとしっかり理解したい人向けの書籍

\マンガもまじえてわかりやすい/

\日本一の奨学金アドバイザーの書籍/

きぃ先生

記事の内容とあわせて読むことで、借りる前の計画や返済戦略をしっかり立てられます。

まとめ:第一種+第二種併用シミュレーションで返済総額を確認

  • 奨学金には給付型(返済不要)と貸与型(返済必要)があり、貸与型は実質「借金」と理解することが大切。
  • 第一種奨学金は無利子で返済負担が少ないが、借入上限は条件によって変わる(自宅通学144万〜240万円、寮は5〜6万円/月が目安)。
  • 第二種奨学金は有利子のため、借入額によって総返済額が増える。計画的に利用することが重要。
  • 自宅通学・自宅外・県外国立大学で生活費や必要借入額が大きく異なるため、自分のケースに合わせた返済計画が必要。
  • JASSOの公式シミュレーションを活用し、返済総額・月々の返済額・利息を把握することが高校生のうちからの安心につながる。

この記事を書いた人

・個別学習塾経営
・経歴26年
・現役塾講師
・ベテランママ

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