「大学や専門学校に進学したいけれど、学費が高くて不安…」
そんな高校生や保護者の方に知ってほしいのが、就学支援新制度とJASSO(日本学生支援機構)の奨学金です。
どちらも進学をサポートしてくれる制度ですが、「どう違うの?」「どっちを申し込めばいいの?」「併用できるの?」と疑問に思う人も多いはず。

この記事では、高校生にもわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 就学支援新制度とJASSO奨学金のちがい
- 併用や申請の流れ・タイミングを知ることができる
- 進学費用の準備で注意すべきポイントが理解できる
目次
就学支援新制度とは?
- 令和2年からスタートした国の制度。
- 正式名称は「高等教育の修学支援新制度」。
- 主な内容は
- 授業料・入学金の減免(学校が実施)
- 給付型奨学金(返済不要)
- 経済的に厳しい家庭の学生が、安心して大学や専門学校へ進学できるように作られた仕組みです。



ポイントは学費そのものを安くしてくれるという点です。
JASSO奨学金とは?【日本学生支援機構】
- 独立行政法人「日本学生支援機構(JASSO)」が運営
- 奨学金の種類は2つ:給付型奨学金(返済不要)、貸与型奨学金(返済が必要/無利子または有利子)
- 授業料の支払いだけでなく、生活費・通学費など幅広い用途に使えるのが特徴



ポイントは学費以外にも自由に使える資金が手に入るという点です。
【比較表】就学支援新制度とJASSO奨学金の違い
項目 | 就学支援新制度 | JASSO奨学金 |
---|---|---|
運営 | 文部科学省(国) | 日本学生支援機構(JASSO) |
内容 | 授業料・入学金の減免+給付型奨学金 | 給付型(返済なし)+貸与型(返済あり) |
返済 | 不要 | 給付型は不要、貸与型は必要 |
特徴 | 学費そのものを安くできる | 学費・生活費を幅広くカバーできる |
併用 | JASSO奨学金と併用可能 | 就学支援新制度と併用可能 |



両者は別制度なので、条件を満たせば両方を利用可能です。
両方を併用できるの?



就学支援新制度とJASSO奨学金は併用することが可能です。
例えば
- 就学支援新制度で授業料・入学金が免除される
- JASSOの給付型奨学金で生活費をまかなう
という形で組み合わせると、進学後の経済的負担を大きく減らせます。
申請の流れとタイミング
高校3年生の場合
- 高校での予約採用申込(春~夏ごろ案内がある)
- 進学先が決まったら大学・専門学校で正式手続き
- 支援が決定すると、入学後に授業料減免・奨学金支給が始まる



高校の先生が案内してくれるので、説明会や書類配布を見逃さないことが大切です。
注意点と落とし穴
- 所得制限あり(すべての家庭が対象ではない)
- 学習意欲や成績も審査対象(成績不良だと支援が止まることも)
- 対象外の学校もある(制度参加校か要確認)
- 手続きに期限がある(遅れると支援を受けられない)
高校生へのアドバイス
- 「学費を安くする」のが就学支援新制度
- 「学費+生活費を支援する」のがJASSO奨学金
と覚えるとシンプルです。



両方の制度を正しく理解して準備しておけば、進学の夢を叶えるチャンスが広がります。
まずは高校の先生に相談し、早めに情報収集を始めましょう。
奨学金と学費サポートがわかる本
\進学の備えを詳しく解説/
リンク
\給付型奨学金制度を詳しく解説/
リンク
まとめ:家計に合わせた支援制度を選ぼう
高校生の進学費用、ここで解決
- 就学支援新制度は、授業料や入学金を軽減してくれる国の制度
- JASSO奨学金は、返済不要の給付型+返済ありの貸与型を扱い、生活費にも使える
- 両方を併用すれば、学費も生活費も安心



進学したいけどお金が心配という高校生は、必ずこの2つの制度をチェックしておきましょう!