【高校生】工業系vs医療系 専門学校卒の年収を比較!どっちが安定して稼げる?

生徒
生徒

工業系と医療系の専門学校て、どちらがいいですか?

きぃ先生
きぃ先生

医療系は国家資格がないと働けない職業が多いですね。

工業系は、資格があると有利だけど、なくても働ける仕事がたくさんあります。

生徒
生徒

将来の安定を考えたらどちらがいいですか?

きぃ先生
きぃ先生

安定性でいえば、医療系の方が求人が安定しています。

でも、工業系もインフラやIT、機械分野なら将来性はバッチリです。

自分の得意なことや興味で選ぶのが一番いいですね。

はじめに

高校卒業後の進路として、大学だけでなく「専門学校」を選ぶ生徒も増えています。特に「手に職がつく」ことから人気なのが工業系と医療系の専門学校です。

でも、気になるのはやはり将来の収入や安定性「工業系と医療系、どっちが稼げるの?」と悩む学生や保護者のために、それぞれの特徴や年収の傾向を比較してみました。

工業系専門学校卒の主な就職先と年収

どんな仕事に就けるか

工業系の専門学校では、機械、電気、建築、自動車整備などの分野を学びます。卒業後の進路は主に以下のような技術職です。

  • 機械設計技術者
  • 電気工事士・電気技術者
  • 建築施工管理技士
  • 自動車整備士
  • CADオペレーター
  • いずれも実務スキルが重要視され、資格を持っていれば強みになります。

年収の目安

  • 初任給:約18~22万(年収250万~300万円)
  • キャリアを積んだ場合:年収400万~600万以上も可能

例えば

  • 電気工事士(第2種→第1種)や施工管理技士(1級)などの国家資格を取得
  • 製造業の大手企業に勤務
  • 海外展開している企業で技術者として働く

などのケースでは、収入アップが期待できます。

メリット

  • 手に職がつき、スキルがあれば長く働ける
  • ものづくりや設計に興味のある人にはやりがいがある
  • 男性の就職率が高く、需要も安定している分野

注意点

  • 景気に左右されやすい業界もある
  • 現場仕事では体力が必要な場合も多い
  • 資格を取得しないと収入が伸びづらい

医療系専門学校卒の主な就職先と年収

どんな仕事に就けるか

  • 看護師
  • 歯科衛生士
  • 診療放射線技師
  • 作業療法士・理学療法士
  • 臨床検査技師
  • 人の命や健康に関わる仕事」であり、責任は重いですが、社会的ニーズが非常に高い職種です。

年収の目安

  • 初任給:約22~27万(年収300万~350万円)
  • 夜勤・経験あり:年収400万~700万円も可能
  • 勤務先や働き方、資格での有無で大きく変動します。

メリット

  • 国家資格による安定した職業
  • 全国どこでも就職先が見つかる(特に看護師は求人が多い)
  • 景気に左右されにくく、コロナ禍でも需要が高かった

注意点

  • 学校での勉強量・実習量が多く、ハードな場合もある
  • 夜勤やシフト勤務による体力的な負担
  • 人命を預かる責任の重さ、精神的ストレスが大きこともある

年収以外に考えるべきポイント

  • 仕事内容の向き・不向き工業=モノづくり、医療系=人と接する
  • 働き方の違い工業系=日勤中心、残業や繁忙期あり、医療系=夜勤やシフト制、土日勤務も多い(病院勤務の場合)
  • 資格の取得や更新工業系=任意だが昇給には有利、医療系=国家資格が必要
  • 将来性と人材需要:どちらも高いが、高齢化が進む日本では、今後も医療系の需要は高まり続けると言われています

工業系vs医療系 専門学校卒業後の比較表

項目工業系専門学校医療系専門学校
主な分野機械、電気、電子、建築、情報技術など看護、リハビリ(理学療法、作業療法)、臨床検査など
資格電気工事士、CAD技術者、情報処理技術者など看護師、理学療法士、臨床検査技師など
初任給(目安)約18万~23万円/月約22万~27万円/月
平均年収(目安)約350万~450万円約400万~550万円
就職先製造業、建築業、IT企業、インフラ企業など病院、クリニック、リハビリ施設、福祉施設など
就職率高め(職種により差あり)非常に高い(特に看護師・リハ職)
仕事内容の特徴技術職・現場作業・開発など人と接する医療・福祉系業務
将来性技術革新とともに変化
AI・ロボット分野が注目
高齢化社会で需要増加

さいごに

  • 初任給や年収だけで見ると、医療系の方がやや高い傾向があります。
  • 工業系も資格やスキル次第で十分に高収入が目指せる分野です。
  • どちらの分野にも需要があり、「自分に合っているか」が何よりも重要です。
  • 進路選びは「収入」「やりがい」「将来性」「働き方」のバランスを見ながら考えることが大切です。
  • ぜひオープンキャンパスや職業体験などを活用して、自分の目で確かめてください。

大学進学or専門学校で迷ったら?

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